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今日は阪神・淡路大震災から22年目に当たり、いろいろな追悼記念行事が行われています。私自身は12年前に神戸に赴任しており、震災は経験していませんが、当時の報道については今も鮮明に目に焼き付けられています。神戸に赴任してから、私たちとして出来ることとして、震災からの復興を目指して神戸市が展開している医療産業都市構想に参加して、医療現場よりのニーズによる医療機器開発を行うことで、地元神戸の復興に寄与したいと考えてきました。幸い、これまでに、内視鏡治療デバイス、手術支援ロボットトレーニング臓器モデルなど7品目を上市することが出来ました。また、現在、レーザー内視鏡治療デバイス、プラズマ医療機器開発を進めています。このような医療機器開発は今年の大きな目標の柱です。「医療機器開発は医療現場から」をモットーにさらに多くのデバイスを開発していきたいと進めて行きたいと思います。
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先週末から続く大寒波で京都であった女子駅伝も大変でしたね。雪が降り続く中、テレビでランナーもはっきりしない程でした。雪国育ちですが、寒さは苦手です。週末はこたつにくるまっていました。
京都の実家の玄関前
今年の大目標は先日提示しました。これからもう少し具体的な内容について示させていただきます。
まず、国際展開では、マニラのセントルークスメディカルセンターグローバルシティーの先進国際消化器内視鏡センター拠点の継続発展を図ることです。今、塩見助教が現地に常駐し、主に胆膵領域の内視鏡診療の指導に当たっていますが、今年は、診療に加えて、臨床研究を進め、産学連携を進めていきたいと思います。フィリピンではまだまだ超音波内視鏡を用いた、診断・処置が普及されていなく、塩見先生の活躍が期待されます。また、現在、中国の江陰市で進められている、内視鏡検診センターの設立です。今春には完成する予定で、中国における拠点を形成することになります。若い先生方が、世界をリードする日本の消化器内視鏡診断・治療技術の海外普及に、リーダーシップを発揮していただきたいと願っています。
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今週は家族がインフルエンザにかかってバタバタしています。今日からまた寒くなるようで、皆様くれぐれも気をつけてください。幸い私自身は大丈夫です。ただ、新年そうそうにいろいろ事務的な仕事が舞い込んで余裕が持てないのが辛いですね。今月末には同門会があり、懐かしい顔ぶれが見れるのを楽しみにしてがんばります。
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昨日は26年ぶりに堀さん(当時東ソーの研究所におられました)とお会いすることができました。私が丁度2度目の留学先のアメリカデトロイトのWayne State Universityで蛋白分解酵素カテプシンEの遺伝子クローニングに成功し、意気揚々として帰国した際、日本で開催された蛋白分解酵素及びその阻害剤の国際会議があった時に初めてお会いしたかと思います。その後しばらく共同研究を進めていました。残念ながら実を結ぶ結果を得られることはできなかったのですが、お互い若い研究者として研究について熱く語り合ったことを今も鮮明に覚えています。昨夜はふぐ料理に舌鼓を打ちながら、当時の懐かしい話や、現状報告、今後何か共同で仕事が出来ないかと話しが盛り上がりました。お互い歳を積み重ねましたが研究者魂はまだまだ熱く、楽しい時間を過ごすことが出来ました。お互い責任ある立場にたっており、近いうちに、それぞれのプロジェクトを紹介し、共同プロジェクトを模索することになりました。やっぱ研究は夢があり楽しいものですね。
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今日から仕事始めです。今年も教室の益々の発展を期して日々精進してまいりたいと思います。皆さまよろしくお願いいたします。