昨日からジャカルタに来ています。昨年から始まっている経産省の貿易投資促進事業「インドネシア内視鏡アドバンス手技普及支援事業」で、インドネシア大学内に設立された先進消化器内視鏡センターにおける現地医師の指導を実施しています。

一昨日は今回の講演準備等で結局徹夜になり、そのまま機内に搭乗することになりました。今日は、私は、"Diagnosis and screening system of early gastric and colon cancer in Japan"の講演をするとともに、5症例の内視鏡を指導しました。今回は、石田助教、竹中特定助教、小林学術研究員も指導に加わってもらっています。下部胆管がん、総胆管結石、膵頭部腫瘍、膵炎による十二指腸狭窄及び腹壁膿瘍、アカラシアの5例でした。膵炎症例も症状が生じてから医療機関に受診するまで、8か月ほど経ち、十二指腸狭窄に加え、腹壁まで膿瘍を形成しているという症例でした。アカラシアも食事摂取が不十分になって数年も経ち、食道造影ではこれまで見たこともないほどの食道拡張と屈曲を認めていました。現地医師の指導に加え、私たちも大変勉強になります。


私としましては、丸一日内視鏡室にいることは久しくありませんでしたので、何か若返ったような気分です。木曜日までの4日間、がんばりたいと思います。