今帰路の途中で、シンガポールで時間待ちです。昨日はコーチンの古い街中を回ることができました。コーチンは14世紀からアラビア海に面する重要な港町として、主に香料貿易で栄えたとのことです。スーパーに入ると色んな種類の香料が店頭に並んでいました。また、最初にポルトガルに占領され、その後はイギリスの支配を受けています。1524年にはヴァスコダガマが当地で病死しています。
インドというとターバンというイメージでしたが、コーチンではほとんど見かけませんでした。多くのアラビア人とキリスト教会が目立ちました。最後に、カルチャーセンターで当地の伝統的なカターカリダンスを見ることができました。



また、最終日に、訪問した病院で、膵癌の患者さんとその家族に対して、当地の腫瘍内科の医師とともに話し合いに入ることを要請され、面談に立会いました。残念ながら主要血管を巻き込んだ進行膵癌で、手術適応も無く、化学療法についての話になりました。当地の腫瘍内科医師のしっかりした対応を見て、当病院のレベルの高さを認識することが出来ました。
今回の初のインドは、体調も崩すことなく、当初の目的である医療機関との今後の連携についての会談も終えることが出来ました。インドに行くと人生が変わると言われましたが、幸いに?私自身には特に大きな変化はありません。