今週はイノベーションWeekでした。日曜日には神戸市医療機器開発センター(MEDDEC)で、現在開発を進めているレーザー内視鏡治療機器開発の生体ブタを用いた実験を実施しました。レーザー装置もほぼ仕様が固まってきており、臨床試験も近い時期に実施出来そうな状況です。

月曜日は、文部科学省の助成で現在進められている生命医学イノベーション事業の現地調査があり、進捗状況の報告をしました。本事業は、医学研究科、保健学研究科、農学研究科、工学研究科、システム情報学研究科の5研究科により実施していますが、私自身の思いが強すぎ、医学研究科が前面に出過ぎ、全学的取り組みを進めるように指摘を受けました。丁度、本日、本事業主催の早稲田大学との合同シンポジウムを六甲キャンパスで開催し、120名を超える参加をいただき盛会に終えることが出来ました。六甲キャンパスで開催したこともあり、農学研究科、工学研究科、システム情報学研究科に加え、理学研究科や人間発達環境学研究科等からの博士人材や教員の参加があり、ご来賓としてご参加いただいた文部科学省科学技術・学術政策局基盤政策課斎藤課長様には、良いアピールが出来たとホットしています。


火曜日には、ポートアイランドの国際医療開発センター(IMDA)において、次世代の健診センターを開設することについて、産学官での合意をほぼ取ることが出来ました。水曜日は、光ファイバーを用いた患者モニタリングシステムの産学共同開発について合意を得ることができました。
アベノミクスも実質の成果が無ければ、掛け声だけで終わってしまいます。神戸において、私たちは兎に角、出口を見据えたイノベーションにより、どんどん製品を上市し、成果を挙げていきたいと思います。