先週は慌ただしい1週間でしたが、大きな収穫がありました。ひとつは、杉本特命講師が進めている3次元プリンターを用いた生体質感造形(Bio-Texture Modeling)について、大学発ベンチャーに向けての支援の話が持ち上がったことです。彼の優れたアイデアと技術について、ファソテックとの共同研究が進み、多くの製品が出来て来ました。さらに、ベンチャー起業により大きく発展してほしいものです。
http://www.biotexture.com/
2つ目は、先週木・金曜日に、金沢で開催された文部科学省新学術領域研究班「感染・炎症が加速する発がんスパイラルとその遮断に向けた制がんベクトル変換」の第3回国際シンポジウムに参加してきました。
久しぶりのサンダーバードに乗って湖西線に入ると比良山脈がうっすら雪景色になっていて、懐かしく眺めていました。まさか帰りには北陸地方が大荒れになるとは知らずにです。シンポジウムでは、基礎的な最先端の研究成果を2日にわたりじっくり聞くことが出来ました。その際に、胃発がんマウスの病態解析についての共同研究をスタートする話がまとまりました。やはり、ゆっくりと基礎研究について考える時間が必要です。金沢滞在中、天候が荒れ、風も強くなり雪も降ってきました。何とか足止めされることなく、神戸に戻ることが出来ました。
3つ目は、昨日の日曜日に、大阪で開催された医療国際化シンポジウム「医療と産業の国際交流シンポジウムin関西」に出席して来ました。医療国際化の先進事例として、中国、インドネシアカンボジアシンガポールへの医療進出の発表がありました。その1つとして、昨年4月から話を進めていたシンガポール進出について交渉していた案件があり、今年中のシンガポール拠点構築について、具体化してきました。
また、この週末、急遽、大型研究費申請に向けてのプラン作りをすることになりました。昨日は、徹夜覚悟でしたが、何とか2時頃に終わることが出来ました。帰りには、神戸市内もうっすら雪が積もっていました。