昨日は阪神大震災後18年を迎え、神戸市内ではいろいろイベントが開催されました。震災で命を落とされた方々に深く哀悼の意を表します。私自身は神戸に赴任して8年であり、震災に遭っていませんが、復興目的で進められてきた医療産業都市構想に携わらせていただいており、あらためて、神戸の成長に貢献すべく全力を注ぐことを強く想いました。
また、昨日は関西経済連合会主催の医療イノベーションセミナーに出席してきました。経済産業省商務情報政策局ヘルスケア産業課の保坂課長補佐様、経済産業省近畿経済産業局総務企画部中村部長様、神戸国際医療交流財団の田中紘一先生が、医療の国際化について講演されました。現在、私たちは、田中先生とともに、経産省の日本の医療機器・サービスの海外展開に関する調査事業で、「先進的消化器病診断治療のインドネシアサウジアラビア・日本ジョイントセンター設立に関する現地実証調査事業」を進めています。日本の医療をパッケージで海外展開することが目的です。今年は、私たち消化器内科の海外拠点を実現する年としたいものです。
さて、今年の目標ですが、ようやくまとまってきました。今年のテーマである医療イノベーションを推進するために、以下のことを目標として掲げます。
1 国際医療開発センター(IMDA)における医工連携拠点形成
2 海外消化器医療拠点構築
3 医療機器非臨床試験評価拠点形成
4 神戸医療機器イノベーションセンター(Kobe Med-Tech)運営システム整備
5 ベンチャー「株式会社消化器健康医療サポート」の事業拡大
6 NPO法人「消化器健康医療研究機構」による医師主導臨床研究の実施
7 神戸消化器クラスター研究会の拡充
8 神戸国際消化器内視鏡教育センター(I get Kobe)の事業拡大
9 医療イノベーション神戸連携システム(MIKCS)の事業拡大
10 新規研究プロジェクト獲得(5つ)
今後、これら目標について詳細を説明していきたいと思います。
今年もイベントが盛り沢山で、現在10名いる秘書さんたちが遅くまで対応してくれています。まず、13日の日曜日に開催したグローバルCOEによる市民公開講座では、消化管がん検診、膵臓がん、がん化学療法についての講演を組み、160名余りの方が集まっていただき、盛会でした。明後日には、神戸医療イノベーションフォーラムが開催されます。事前登録が350名を超えているようで、楽しみです。
http://kokucheese.com/event/index/63882/
最近寒さが厳しい日々が続いています。風邪の患者さんも増えており、皆様身体に気をつけてください。

通勤途中につばきが咲いていました。