ここ2日ほどちょっとへこんでいます。がんばって競争的研究費を獲得して、若い先生方に、特命教員ポストに就いてもらっても、いろんな制限が掛かってきます。特命ポストは時限付きのポストであり、不安定なのだから、その期間にがんばって業績を挙げないといけないのに拘わらず、特命教員自身が別の研究費を獲得すると、獲得した研究に当てる時間分を給与が削られたり、異なる分野の学会へ出張すると、その期間の給与が支給されなくなったり、不条理です。また、2年前に獲得した若手イノベーション創出人材育成事業「生命医学イノベーション創出リーダー養成」プロジェクトも、文科省は、当初の目的を変更してきています。イノベーションを創出出来る優秀な人材を育成して、産業界を活性化させるものを、ミスマッチでなかなか就職出来ない、大学院生やポスドクを如何に就職させるかという、就職支援が主体となってきました。イノベーションが創出出来れば、多くの雇用が生まれるのに、余りにも目先の問題にこだわりすぎるように感じます。

部屋に秘書さんがチューリップを飾ってくれました。愚痴を言っても仕方がないですね。前を向いて頑張っていきます。