さて、昨日は今年の10大ニュースを挙げましたが、今日は、年当初に挙げた目標がどれだけ実現出来たかを検証したいと思います。
今年のキーワードは「グローバル化」でした。これは、国際的な教育研究拠点形成と、国内における異分野との幅広い連携という両方の意味を込めてのものでした。当初挙げた10件は以下の通りです。
1 神戸国際消化器内視鏡教育センター(I Get Kobe)を実質的に運営する。
2 国際ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)ハンズオンセミナーを開催する。
3 医療交流を推進し、海外に連携拠点を設ける。
4 医・工・農・保健連携の「生命医学イノベーション創出リーダー養成」プログラムの円滑な遂行。
5 レーザーを用いた内視鏡治療システムの構築。
6 プラズマ医療の開発。
ベンチャー「消化器健康医療サポート:GIサポート」の海外事業展開。
NPO法人「消化器健康医療研究機構:GI Care」による医師主導臨床試験の遂行。
9 神戸消化器クラスターの拡大。
10 第87回日本消化器内視鏡学会近畿地方会の円滑な実施。
まず、1と2は、来年2月に国際消化器内視鏡ハンズオンセミナーを開催することが決定されており合格。今年、アジア研究教育拠点事業「アジアのヘリコバクターピロリ感染及び胃がん予防研究教育拠点形成」が採択され、中国、韓国、フィリピン、ベトナム、タイとの交流が始まりました。また、今月もマニラに行って来ましたが、来年1月にはマニラで、神戸メディカルフェスティバルin Manilaを予定しており、3の医療交流も合格。今年は、生命医学イノベーション創出リーダー養成において、生命医学イノベーション創出人材養成センターが早稲田大学理工学術院と協力と連携に関する覚書を締結し、また、センターが中心となって、産学官連携による、医療イノベーション神戸連携システム(Medical Innovation Kobe Community System:MIKCS)を設立したので4も合格。5、6は現在進行中で、研究費も申請中です。一応合格としたいと思います。8,9,10は十分達成され合格。今年のキーワードのグローバル化も、農林水産省の事業も採択されましたし、保健学、農学、工学、情報工学との生命医学イノベーション創出人材養成も順調に運営され、さらに、海外交流も進められたので、グローバル化は図られたと思います。7のベンチャーの海外展開については残念ながら目標が達成されていません。香港の貿易局とも意見交換をしましたが、実際に海外への進出は実現されていません。来年夏には香港での事業展開を実現したいと思います。
ということで、今年は90点としたいと思います。自分自身、今年は、体力に任せて突っ走った年だったと思います。皆様お疲れ様でした。