先日起業のことを書きましたが、今日の日経にカナダ財務相の記事があり、「カナダは好況期の債務返済で危機に備えた、法人税引き下げにより企業の生産性は向上した、真の成長原動力は民間部門の革新や起業家である」と記されていました。是非、私たちのベンチャーも医療分野での成長原動力になりたいと願っています。
また、今TPPで世の中議論がいろいろされていますが、その中で医療も、TPPに参加すれば国民皆保険が崩壊するという意見で、日本医師会は反対しているようです。同じく日経に「農業も医療も閉ざすことによって制度を維持してきた。結果的に既得権を生み、必要な改革は置き去りにされた。攻めの開国は日本の弱点を強みに変える好機だ。」と書かれていました。世界をリードしている消化器領域では、是非、国際交流を図り、日本の指導力を発揮していきたいと思います。私たちは平成22年11月に神戸国際消化器内視鏡教育センター(International Gastrointestinal Endoscopy Training Center in Kobe: I get Kobe)を設立し、海外の消化器内視鏡医の教育を進めています。来年1月27日には、マニラで神戸メディカルフェスティバルin Manilaを、2月26日には国際消化器内視鏡ハンズオンセミナーを開催します。若い内視鏡医がどんどん世界に羽ばたいてほしいと願っています。