御用納めも終わりました。年末中に残務整理をして新たな年を迎えたいと思います。今年を振り返って、神戸大学医学部消化器内科の今年の10大ニュースを挙げてみたいと思います。
1. レーザーESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)が動物実験で成功し、近い臨床応用が期待される。
2. ベンチャー「消化器健康医療サポート:GIサポート」が設立された。
3. 科学技術振興調整費「生命医学イノベーション創出リーダー養成」が採択され、学長直属の生命医学イノベーション人材養成センターが設置された。
4. 新学術領域研究「感染・炎症によるゲノム不安定性と発がん機構」が採択された。
5. 文部省科学研究費補助金が教室として、計14件採択(直接経費総計5020万円)された。
6. 神戸国際消化器内視鏡教育センター(I Get Kobe)が設立された。
7. 久津見特命教授が東京の医薬品医療機器総合機構へ転出、藤田剛先生が地域医療ネットワーク学分野の特命教授に昇任した。
8. 消化器内科学分野に、消化器先端医療開発部門が立ち上がり、早雲孝信先生が特務教授に就任した。
9. 英文論文が28報だすことができた。
10. NPO:消化器健康医療研究機構による、アスピリンによる胃粘膜傷害における予防的治療に関する臨床試験が無事終了した。
以上です。上記の10大ニュースの基には、一年間大きな事故等無く消化器内科が運営され、個人的にも不摂生にも関わらず無事1年間過ごすことができたことが、大前提として挙げられます。
来年のテーマとして、「グローバル化」を掲げたいと思います。年末年始はゆっくりさせてもらい、新年の目標を練ることにします。それでは、皆様、今年も一年間大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。