今年ももう残り2週間になります。年当初に立てた目標をチェックすることにします。
1 人材確保(平成22年度後期研修医と大学院生、計15名以上):今年は7名の人材確保に留まり、目標は残念ながら達成できませんでした。
2 消化器内視鏡検査・治療の充実(内視鏡的消化管粘膜下層剥離術年間500件、胆・膵内視鏡年間900件):内視鏡検査・治療実績はほぼ目標に近い件数達成できました。
3 低用量アスピリンに対する消化管粘膜傷害の臨床研究「CARE研究」の推進:今年8月末で何とか目標症例を達成することができ、今月でCARE研究は終了しました。現在結果を解析中です。
4 グローバルCOE中間評価に向けての運営強化:グローバルCOEの中間評価用審査は無事終了しました。何とか納得できる成果報告書作成とヒアリングを受けました。まだ評価結果はでていないので、最終判断は年越しです。
5 スーパー特区の推進:スーパー特区のプロジェクトである、MR内視鏡、レーザーシステム、内視鏡バイス開発は順調に進められています。
6 神戸消化器クラスター研究会ネットワークの拡充:今年は3月にベンチャーを立ち上げ、クラスター研究会の幅は拡がりました。
7 神戸消化器内視鏡機器開発・教育センター(KEDDEC)の基盤整備(全国的なESDハンズオンセミナーと国際交流の推進):今年、神戸国際消化器内視鏡教育センター(I GET KOBE)を立ち上げることができました。実際の国際ESDハンズオンセミナーは来年に開催することになります。
8 神戸国際医療交流財団運営への参画・展開(海外拠点形成):今年はフィリピン、韓国との連携が進められました。
9 NPO「消化器健康医療研究機構」の基盤強化:NPOも医師主導の臨床試験を中心に基盤が強化されました。
10 英語論文15編以上:大学院生研究英語論文5編以上:今年は英語論文が計23編で大学院生が11編と予想以上に結果がでました。
以上です。今年は「飛躍」の年と位置づけて、目標を掲げ、10項目のうち9項目90%の達成度となりました。更に、大型研究費として、科学技術振興調整費「生命医学イノベーション創出リーダー養成」と新学術領域研究が採択され、充実した年であったと思います。