先週金曜日は九州大学の先端医工学診療部を見学させていただきました。橋爪教授が医療機器開発を積極的にされている教室で、内視鏡手術のトレーニングセンターを運営され、全国からの多くの若手医師を教育されています。私たちが運営している神戸消化器内視鏡機器開発教育センターと比較し、規模の大きさに圧倒されました。有意義な意見交換をすることが出来、今後の神戸での医療機器開発のための貴重なご意見をいただきました。
今週は神戸で国際免疫学会があり海外から多くの研究者が集まっています。新聞でも神戸で過去最大の国際学会であると報道されています。教室では、吉田准教授の指導で消化管粘膜免疫を教室の研究のメインテーマにしており、大学院生と医員の先生が発表します。また、今日は吉田准教授のハーバード大学留学時代のボスであったBlumberg教授が神戸大学に来ていただき、特別講演をしてくださいました。吉田先生から常に聞かされていた研究内容に加え、更に大きく進展している新しいデーターをお聞きし、やはり研究はいいなぁと改めて思いました。教室の大学院生の研究についても指導をいただき、彼らに大きな刺激になったと思います。さらに、今日はアメリカ留学中の先生が、国際免疫学会に出席するのに伴い当教室に寄っていただき、お話する機会がありました。最近、研究志向の若手医師が少なくなってきている中、研究に対して純粋な気持ちを持っておられました。研究内容も消化管粘膜免疫であり、帰国後、是非私たちと共に研究が出来ることを願っています。
猛暑が続いており、うんざりしている上に、副研究科長兼副病院長として大学運営での問題解決の使命も受け、ちょっと疲れ気味です。こんな時は、若い先生方の元気な顔が何よりの支えです。