先週木曜日から今日まで中国の瀋陽に行って来ました。中国消化器内視鏡学会の胆・膵分科会の会長である瀋陽北方医科大学の麻教授からの招待を受け、「早期膵癌診断の展望」と題して、当教室におけるメタボローム解析のデーターを紹介しました。麻教授からは中国の内視鏡学会では初めてのテーマで会員の先生方は喜ばれたと感謝されました。今回は、先輩の田畑胃腸病院の吉田院長と、東京へ異動した久津見先生の3人が招待を受けました。3人がそれぞれ特別講演をし、さらに、久津見先生は総胆管結石の症例の内視鏡的乳頭括約筋切開術と結石摘出のライブデモンストレーションを行いました。現地では大歓迎を受け、私と久津見は瀋陽北方医科大学の消化器内視鏡客員教授を拝命しました。学会の合間に、麻先生の新しい内視鏡室を見学させていただきましたが、2000平米と極めて広くかつ効率に部屋が配置され、中国の勢いがまざまざと感じられました。今年は、念願の神戸国際消化器内視鏡教育センターの設立を計画していますが、これから益々中国との交流は深まりそうです。



3泊4日の滞在で中華料理を堪能し過ぎて体重も増えてしまったように思います。夏ばてを払拭するには良い機会だったと思います。