先週から梅雨が明け、いきなり猛暑が続いています。先週金・土曜日と東京で会議と研究会に出席し、今週は水曜日から今日までマニラに行って来ました。マニラは更に暑いだろうと思っていましたが、実は日本より気温は低かったです。メディカルツーリズム(最近は国際医療交流と言った方が良いようですが)についての現地調査と、マニラで開催を計画している神戸メディカルフェスティバルの打ち合わせが目的です。神戸国際医療交流財団理事長の田中紘一先生が団長として、日本側6名が参加しました。水曜日にマニラ到着後直ぐにNational Kidney and Transplant Instituteでセミナーに参加し、田中先生は肝移植の講演をされました。フィリピンは先天性胆道閉塞症の発症率が日本より高く、多くの患者さんがアメリカへ肝移植を受けに行っているようです。セミナー会場に現地の先天性胆道閉塞症の患者さんが来られ、現地の医師団が患者さんの臨床経過を説明し、田中先生に意見を求めたり、極めて実務的な話し合いがされました。


木曜日は午前中に日本大使館を訪問し、フィリピンの医療状況について説明を受け、午後からはHealth Futures FoundationのTan教授に再会(今年の2月に神戸でお会いしたのが神戸メディカルフェスティバルのきっかけになったのです:2月10日の記事参照)し、フェスティバルの具体的な構想が話し合われました。今朝は論文博士コースに在籍していたセレステさんと会い、彼女の論文が採択され、学位申請の手続きについて話し合いました。帰りの機内では、以前から考えていた国際消化器内視鏡教育センターの立ち上げについて、実現に向けての計画を練ることになりました。極めて有意義な2泊3日のマニラ出張でした。
関空から大学に直行し、机の上のメモを見て、あっ?明日の研究会のことをすっかり忘れていました。スケジュールに記載するのが抜けていたようです。明日はゆっくりしようと思っていたのですが---。