先週月曜日は大型研究費(科学技術振興調整費)のヒアリングのため、東京日帰り出張でした。アメリカから帰国当日、ヒアリング最終準備のために、深夜3時まで掛かり、仮眠後、翌朝8時からの消化器内科症例カンファレンスに出て、終わり次第東京へ向かいました。私が提案した「生命医学イノベーション創出若手人材育成」に対して、ヒアリングで「弱い我が国の生命医学企業と連携して、どのように生命医学イノベーションを展開しようとするのか?」という質問を受けて戸惑ってしまいました。事業仕分けで「どうしてナンバー1でないといけないのですか?ナンバー2ではだめなんですか?」という愚問に似た質問で、私どもの提案に理解を示してくれていないことにがっかりしてしまいました。ヒアリングが終わり次第、夕方からの消化器内科の全体カンファレンスのために大学に戻りました。ヒアリングでぐったりした身体に鞭を入れ、13日の別な大型予算のヒアリングの資料作りに取り掛かり、この日はとうとう徹夜になってしまいました。今年度5日目の徹夜です---。
13日から15日の土曜日まで、東京で開催された日本消化器内視鏡学会に出席してきました。13日夕方は学会を抜け出して文部科学省へ出かけ大型予算のヒアリングを受けました。このヒアリングでも、文部科学省の事務官からいろいろな指摘事項を受け、今回は、ヒアリングはいずれも合格点を取ることはできなかったように思います。しかし、学会では、シンポジウム等の5つの発表含め14演題の発表があり、神戸大学消化器内科をアピールすることができたと思います。
新潟の日本消化器病学会、アメリカの消化器病学会、東京の日本消化器内視鏡学会、4つの大型予算ヒアリング(2つは自ら発表)と、慌しい日々が続きましたが、先週で一段落しました。今週からは、少し腰を落ち着けて仕事をしたいと思います。