あと二日寝るとお正月です。今年最後に、年頭に掲げた10の目標の検証をしてみます。
1 人材確保について、後期研修医と大学院生で15名以上を目標にしましたが、後期研修医5名と大学院生6名の11名に留まり、達成は△とします。
2 消化器内視鏡検査・治療の充実(内視鏡的消化管粘膜下層剥離術年間500件、胆・膵内視鏡年間900件):まだ正確な数字は確認していませんが、ほぼ目標どおり達成しているものと思います。〇
3 低用量アスピリンに対する消化管粘膜傷害の臨床研究「CARE研究」の推進:現在で198症例と目標の7割の登録に留まっているので△。
4 グローバルCOE中間評価に向けての運営強化:今月の外部評価委員会も無事終了し、目標は達成したと考え、〇。
5 スーパー特区の推進:今年度に設備費が約5億円認められ、私たち教室にも1億円の設備費が割り当てられましたので、◎。
6 神戸消化器クラスター研究会ネットワークの拡充:今年は、教育機関として兵庫がんセンターと神戸日赤に後期研修医を送ることが出来、〇。
7 神戸消化器内視鏡機器開発・教育センター(KEDDEC)の基盤整備(全国的なESDハンズオンセミナーと国際交流の推進):今年初めて全国的なESDハンズオンセミナーを開催し、高い評価を得ることが出来、さらに、海外からの研修生も7名受け入れることが出来、◎。
8 神戸国際医療交流財団運営への参画・展開:今年、財団が公益財団に認可され、さらに、補正予算での先進的医療機器研究開発プラットフォーム事業が採択され、医療機器開発研究所が今年度に着工される予定になり、◎。
9 NPO「消化器健康医療研究機構」の基盤強化:4月に事務局長に村上さんが着任し、臨床研究のCARE研究推進に治験コーディネーターも補強することにより、何とか強化出来たとし、〇。
10 英語論文15編以上(大学院生研究英語論文5編以上):現時点で18編の英語論文が発表されており、大学院生では3編です。大学院生は、今投稿中の論文が数編あり、ほぼ目標は達成したとして、〇。
以上です。したがって、8つが目標達成しており、合格点が得られたと考えます。
 今年は内科学講座のチェアマン、附属病院の副院長、医学研究科の副研究科長と大役を仰せつかり、また、老年内科学の分野長の兼任(9月末で終了)、血液内科学の分野長の兼任、更に、グローバルCOEの拠点リーダーと、多くの任務をいただきました。今年一年、何とか大過なく務めることが出来ましたのも、私を支えてくれた秘書さんや教室員の先生方のおかげです。本当にありがとうございました。皆様良いお年をお迎えください。