先週は木・金と文部科学省のゲノム特定領域研究の班会議で片山津へ行ってきました。ホテルには温泉があり、せっかくでしたので、温泉に入ってゆっくりさせていただきました。お天気は良く、紅葉も堪能することも出来ました。白山の山頂は雪がかぶっていました。金曜日は神戸に戻る前に福井大学に寄り、現在進行している臨床試験の打ち合わせをしてきました。福井時代に技術補佐や秘書さんとして一緒に働いてくれていたスタッフが駆けつけてくれ、懐かしい話しで盛り上がり楽しい時間を過ごすことが出来ました。
土曜日は第10回神戸消化器内視鏡治療研究会のESDハンズオンセミナーを開催しました。生体ブタの潰瘍瘢痕モデルを用いて、12名の受講生が熱心に胃のESDのトレーニングを受けました。実技講師として、近畿内視鏡治療研究会のメンバーである大阪府立成人病センターの上堂先生、大阪市立大学の町田先生、大阪厚生年金病院の道田先生と、当科の森田助教が朝9時から夕方5時過ぎまでの長時間対応していただきました。私たちが、より安全な内視鏡治療を普及させることを目的として、生体ブタを用いたESDハンズオンセミナーを始めて3年になりました。これまでに、神戸消化器内視鏡研究会として8回、近畿消化器内視鏡研究会として2回の計10回行ってきました。生体ブタを用いた内視鏡治療実技トレーニングも「神戸スタイル」として定着してきたと思います。これまで、神戸近郊の先生方を対象として始め、近畿圏に広げ、120名以上の先生方が受講され、一定の成果を挙げることが出来たと思っています。しかし、受講要望が多いのに加え適当な施設が他に無いことを考慮して、来年度からは応募者を全国から受け付け、規模を拡大した全国版のトレーニンセミナーを開催することに致しました。現在、開催準備を進めており、近いうちに広くご案内いたしますので、多くの先生方がご応募していただくことを期待しております。