今日は、午後から台風を気にしながら、日本消化器病学会の編集会議に出席のため、東京へ日帰り出張に行って来ました。帰りは台風に会い、新幹線が遅れることを覚悟していましたが、何のトラブルも無く無事神戸に戻って来ることが出来ました。
午前中は5年生学生の臨床実習レポートのサマリーをしていました。聞くところでは、学生の間では私が学生に厳しいとの評価らしいです。教室の先生からは、あまり厳しくすると消化器内科希望者が減るのではと危惧する意見もあるようです。先日福井へ行った折も、たまたま消化器内科に入局した3年目の先生が、私が講義をした最後の年代で、私から胃癌の内視鏡所見について厳しく指摘されたと言われました。病院は患者さんにとって病気と闘う戦場であり、私たち医師も患者さんにベストを尽くすために日々仕事をしているのです。一日も早く即戦力になって、私たちと共に仕事をしてほしいという想いで、ついつい指導にも厳しさが出てしまうのでしょう。しかし、患者さんには優しく対応するように学生たちに示しているつもりですが---。私のモットーとして、常に患者さんと話しをする際に、患者さんの目線に合わせるように努めています。学生や研修医の先生方との病棟回診時も、出来るだけベットサイドでしゃがみ込んで、寝ている患者さんと話しをするようにしています。福井の3年目の先生も消化器内科を選択してくれたことですし、学生たちも私の想いを理解してくれることでしょう。
明日は朝から日本消化器内視鏡学会近畿地方会に大阪へ行って来ます。