昨夜マニラから帰国して、早速今日は事務書類の山が机の上とメールに入っていました。時差が無いだけ復帰もスムーズですが、溜まった仕事を済ませるには数日かかりそうです。明日は日本内科学会の近畿地方会と夕方には大阪で講演があります。特に何もしなかったのですが、海外出張は気分的には現実からも開放されストレス解消にはなっていたのでしょう。帰国早々現実は厳しいです。
さて、今日は大学で文部科学省高等教育医学教育課長が「大学における医学教育の課題」という講演をされました。内容において、大学は学問(科学)としての医学の発展のため研究開発を進めること、医療としての臨床の充実を図ること、医療人としての人間性の涵養を進めること(地域に密着して、地域全体で医学生、研修医を育てる環境を整備する)、などが示されました。特に強調された点は、保健、医療、福祉が全人的に対応し、各々の固有の機能と役割を果たし包括的・協働的にシステムを構築し、ヒューマンサービスを充実することでした。片方では大学附属病院の経営の効率化が叫ばれており、現場の我々には非常に厳しい対応が求められています。机上の空論に終わらせないように、支援すべきところは支援するように、国も効率かつ効果的な対応をしていただきたいと願っています。
今日から12月「師走」です。残り1ヶ月、来年への繰り越しを少しでも少なくしたいものです。