このブログを始めて2ヶ月が経ちます。私たち神戸大学医学部消化器内科をアピールし、若い先生方に仲間に加わってもらえないだろうかと思って始めたのですが、当初の思惑どおり、ホームページやブログを見て、本教室の臨床研修や大学院に応募して下さる先生が増えてきました。これまでの神戸大学の医局を超えて、また他大学出身者など、従来の枠を超えた新しい教室に相応しい陣容になってきました。おかげで、来年度の正式な神戸大学医学部消化器内科の立ち上げの不安も少しずつ払拭されてきました。活力ある若い力を基に、世界に羽ばたく日本一の消化器内科を作り上げたいと、夢を大きく持って前進したいと思います。
ブログを始めて当初思っていなかった効能として、ブログを書くということで、いろいろな事をしっかりと見たり考えたりするようになり、自分自身の考えを整理することが出来るようになりました。良い習慣が出来たと喜んでいます。
さて、今日は9月最初の月曜消化器カンファレンスで、1ヶ月の夏休み後の症例検討会が再開されました。4月から始めたこのカンファレンスも段々まとまりがでてきて、若い先生方の良い勉強になってきたと思います。しかし、相変わらず消化器内科の入院は多く、1ヶ月前に共通ベットを運用するようになり、一時的に入院待ちが緩和されたかと思いきや、また入院予約が溢れてきました。明日、再度、病院長、看護部と協議し、対策を練らないといけないと考えています。
研究面は、文部科学省の海外拠点事業に申請した「ヘリコバクターピロリ感染による胃癌誘導因子の疫学的解析研究」がヒアリングに選択され、急遽今週水曜日に東京へ出張することになりました。大型予算獲得のため、プレゼンテーション準備に頭を悩ましています。以上のように、中国出張後の翌日からフル回転状態になり、兵馬俑の感動もあっというまに消えてしまいました。現実は厳しいです。