今午後5時前です。今日は朝から外来、来客、会議等でばたばたし、今ようやく部屋の椅子に座りコンピュータに向かっています。今日の来客の中で、うれしいニュースは、1年ぶりにフィリピンから論博研究生のセレステさんが来日したことです。論博コースについては先週、このブログで紹介しました。今年で2年目で、ヘリコバクターピロリ感染の病態におけるフィリピンの特徴について解析しています。今日から3ヶ月当教室で研究することになり、大学院生や秘書さんたちの良い英会話の練習相手になることでしょう。最近、大学院生の研究発表会では、研究の背景については英語で発表することを義務づけており、セレステさんの加入は、院生には良い刺激になることでしょう。これまで、アジア諸国との共同研究となると、日本から現地に赴き、サンプルを採取し、日本に持ち帰り解析しまとめるようなことが多かったと思います。しかし、これからは、アジア諸国と対等な形での共同研究が重要であり、アジアの研究者を招き、日本で技術指導を行い、また現地で、研究を継続するとともに、研究成果を挙げるようなプロセスに移行すると考えられます。当教室はアジア諸国との共同研究に積極的に関わり、国際交流に貢献することを一つの柱にしています。