大雨です。朝からびしょ濡れです。先日の神戸市医療機器開発センター(MEDDEC)での生体ブタを用いた内視鏡的粘膜下層剥離術の実技トレーニングの大成功により、昨日の日記において、神戸消化器内視鏡機器開発・教育センター設立を宣言しましたが、消化器内視鏡教育に加え、機器開発を加えているのは、ここを母体にして、新規消化器内視鏡診断・治療法の開発に取り組むためです。今日はその一環として、先端医療振興財団との研究打ち合わせがあります。
先端医療振興財団は、21世紀の成長産業として期待されている健康・福祉・医療関連産業の振興を図ることによって、新産業の創出・既存産業の高度化・雇用の確保による神戸経済の復興、健康支援と高齢化社会への貢献を目的とする神戸医療産業都市構想を推進するため、産官学の連携による先端医療の臨床研究や技術開発を行い、次世代の医療システムの構築を通じて、医療サービス水準の向上と医療関連産業の集積形成を目的として設立されたものです。私たちは、この先端医療振興財団との共同研究を、MEDDEC内に設立する神戸消化器内視鏡機器開発・教育センターで行い、新しい内視鏡イメージング開発に取り組みたいと考えています。
以上の神戸消化器内視鏡機器開発・教育センター開設に伴い、私の教室に井口秀人先生(現・医仁会武田総合病院消化器センター副院長)が特務教授として9月1日に着任します。ホームページ及びこのブログ内容をご覧いただければ、如何に私たちの教室が臨床・教育・研究に、活発に日々動いているか理解していただけると思います。この教室の活力をさらに機能的に運営するために、井口先生に神戸に来ていただくことになりました。このスタッフの強化補充により、さらに多くの若い人材がが当教室の門を叩いてくださることを願っています。