今朝は8時からセントルークスメディカルセンターグローバルシティーの消化器内科の先生方とミーティングがありました。部長のセルバンテス先生、私の15年来の親友のボンドック先生はじめメインのメンバーが集まってくれました。そこで、塩見助教を紹介し、今年十月中旬から約半年の滞在について合意に至りました。また、今後の長期的な交流について意見交換をすることができました。その後、9時から院長先生との面談があり、塩見先生の滞在が最終的に決定しました。また、フィリピンでの医師免許の手続きについても進められることになりました。これで、今回のミッションが全て滞りなく達成することが出来ました。
また、今日は丁度、セントルークスメディカルセンターグローバルシティーで切除臓器を用いたESDワークショップがあり、その模様を見学することが出来ました。今年1月からセントルークスメディカルセンターグローバルシティーのAdvanced Endoscopy Centerに石田助教が常駐しており、石田先生の指導のもと、ESDワークショップを毎月実施するようになり、切除臓器と生体ブタを交互に使用しているとのことです。ボンドック先生やセルバンテス先生から石田先生が常駐してから、現地メンバーの内視鏡診断治療に対する意識改革が進んでいることに対して、大変感謝され、私としても、嬉しい限りです。また、ESDワークショップもセンターの医師と看護師が共同してすばらしい体制で運営されていました。短期間の間にここまで整備されたことに驚きました。

最後に日本のIT企業をセントルークスの医療情報の責任者に紹介し、帰国のために空港に向かいました。今回のマニラ出張は実りあるものになりました。これまで力を入れてきた国際交流が、着実に実を結んできていることが実感できました。今後、さらに、産学連携などを展開し、セントルークスメディカルセンターの拠点を発展させていきたいと思います。