今週日本消化器病学会に出席のために、水曜日の最終の新幹線で仙台に行ってきました。寒いかなと思いきや、天候に恵まれ、気持ち良い日が続きました。今日は、会場にいると少し暑いくらいでした。今回、NPO消化器健康医療研究機構で行っている医師主導の臨床研究「上部消化管疾患の罹患状況と経過に関するコホート研究(UGID研究)」の中間報告として、シンポジウムで「非びらん性胃食道逆流症とストレスとの関連」、ワークショップで「健診受診者における機能性ディスペプシア」、一般口演で「びらん性食道炎の症状発現に関与する臨床的特徴」の3演題を発表しました。5年間のコホート調査の初年度4500例の解析結果で、症例数が圧倒的に多く、皆様から高い評価をいただきました。上記に加え、今回は、塩見助教がシンポジウムで「Walled-off necrosisに対する治療戦略」を、竹中助教がパネルディスカッションで「混合型IPMNは分枝型と一括して扱ってよいか?」を、森田講師と梅垣特命教授は、ビデオセッションで、それぞれ、「食道癌ESDの困難例、CRT後の局所再発も含めて」、「胃癌ESDの困難例、特に潰瘍合併例」を、また、光学医療診療部豊永部長は、ビデオセッション「大腸ESD治療困難例に対するアプローチ」でコメンテーターを務めました。さらに、大学院の酒井先生と八木先生が一般演題を発表する等、神戸大学消化器内科を大いにアピールできた会であったと思います。もうひとつ、今、近藤先生が留学している先のボスであるハーバード大学のBlunberg教授が招待されていて、お会いすることができ、近藤先生がすごく活躍しているとお褒めの言葉をいただきました。今年一度ボストンを訪問したいと思います。
充実した学会出張でした。
杜の都仙台は新緑が美しく、会場近くを散策しました。


仙台城址の伊達政宗像です。

名産牛タンとずんだ餅も堪能しました。