先週金曜日から日曜日まで森田講師と第三回青島-神戸中日消化器内視鏡交流会に出席のために青島に行って来ました。15年来の親友である青島大学の田先生が主催され、私はヘリコバクターピロリ感染と胃がんについての講演を、森田先生は早期胃がんのESD治療のライブデモンストレーションのデモンストレーターとして招待されました。私は2年ぶりの訪問になりますが、青島市の様相が大きく変わっていたのが大きな驚きでした。高層ビルが立ち並び人口も900万人にまで増え、活気溢れる大都会に変貌していました。一方で、海岸べりは植民地時代のドイツの影響の、古い欧風の建物の街並みがあり、ゆったりと落ち着いた街であり、私の好きな都市の一つです。美味しい中華料理をいただきましたが、さすがに朝昼晩と3食中華はちょっときつかったです。






また、国際医療交流で、これまで神戸に中国の患者さんを送っていただいている李社長とも会うことができました。8月にオープンになる健診クリニックを見学させていただきました。内視鏡検査を組み入れているので、神戸の支援の依頼を受けました。青島大学との連携も含め、大きな可能性はあると思います。

昨日は、医療イノベーション神戸連携システム(Medical Innovation Kobe Community System:MIKCS)の総会があり、一般社団法人化が最終的に認められました。また、昨日はMIKCSの総会の前に神戸市機械金属工業会の医療機器開発研究会の総会もあり、その講演会として、三鷹光器株式会社の中村社長の講演「宇宙技術が医療を変える」がありました。天体機器、宇宙観測機器で有名な会社であり、医療機器として、脳外科や整形外科の顕微鏡手術用の機器を製造しています。ものづくり一筋のお話しをお聞きし、感動しました。懇親会では、ものづくりの楽しさ、人材育成について話をする機会があり、極めて有意義な時間を過ごすことができました。これから、一般社団法人MIKCSを中心に医療機器開発を推進していきたいと思います。