先週は火曜日から土曜日まで、シンガポールに行ってきました。火曜日の深夜11時半の便で、シンガポールに早朝5時に到着しました。時差が1時間で6時間半のフライトでした。まず、ホテルに向い、チェックイン前に、今回の目的の一つであった、Mount Elizabeth Novena病院と親病院であるMount Elizabeth病院を見学いたしました。特に、神戸国際フロンティアメディカルセンターの田中紘一先生が拠点を設けられるNovena病院について、詳しく説明を受けた後、見学をさせていただきました。333床全室個室で、メディカルツーリズムでアジア、中近東等から患者を受け入れることを進めています。日本と異なり、病院の審査で承認された医師がオフィスを構え、オフィス内では、外来診療を行い、検査・治療について病院内の施設を利用するシステムです。実際の施設を自分の目で見て、益々、シンガポール拠点構築について思いを強くしました。


午後からは、もう一つの目的である、バイオポリス内にあるInstitute of Molecular and Cell Biologyを訪問しました。バイオポリスはシンガポールが誇る国際的なバイオメディカル分野の研究開発拠点で、産学官連携での医薬品・医療機器開発が展開されています。医療機器の海外展開をする上に、拠点を置くには最も適した場所だと実感しました。日本はしきりにイノベーションと謳っていますが、まだまだいろんな規制が多く、イノベーションの実現には大きな壁を感じていた私には、躍動感溢れるシンガポールに、大きな魅力を感じました。今手掛けている医療機器開発の一部をこちらで是非進めたいと思いました。