新しい年が始まり、今年の目標等を考えていましたが、なかなかまとまらず苦慮していました。そうしているうちに、いろいろ新しい進展がみられ、楽しみが増えてきました。一つは、昨年11月30日に開設した神戸医療機器イノベーションセンターの新聞記事を見て、コンタクトしていただいた東京の材料加工企業が昨日来室され、内容をお伺いしたところ、大変興味あるお話が聞くことができ、消化器領域のステント開発に展開したいと考えています。もう一つは、昨日、三次元プリンターによる臓器モデル作製等の共同研究を進め、神戸大学の非常勤講師をお願いしているファソテックメディカルエンジニアリングセンターの渡辺様が、大学院講義をしていただきました。講義の中で、これまでの共同研究の成果についてお話をいただき、特許申請をしている「Bio-Texture Modeling(生体質感造形)」により作製されている多くの製品を提示していただきました。杉本特命講師とファソテックとの2年間という短期間での大きな展開に、大変感激しました。医工連携、産学連携の一つの大成功例です。今後の更なる進展に期待しています。また、本日は、ポートアイランドのIMDA(国際医療開発センター)の運営で、会合を開き、先端医療振興財団の井村理事長が推進している先制医療における、バイオマーカー開発及び先進的健診システムの開発に、大きな展開が得られました。
新年早々に良いニュースが続き嬉しい限りです。近いうちに今年の目標を挙げたいと思います。出来れば、これまで年頭に挙げてきたような細かい目標でなく、長期展望を持った大きな目標を提示したいと思っています。