今日の外来は大変でした。胸やけ、腹痛、腹部膨満感など症状が強いのに、いろいろ検査しても大きな異常が見当たらない患者さんが多くなってきています。消化管の機能性疾患ということになるのですが、処方する薬剤も効果的なものが少なく、しっくりしません。また、患者さんへの説明も一人当たり30分以上かかったりします。世の中の動向も大きく関与しているのでしょうね。また、ご本人の自覚が乏しいケースも多々見かけられます。日頃何も食べていないとおっしゃるのですが、体重が増えてきており、よくよく聞くと必要以上食べているひと。お腹が張ってつらい、何かお腹の中にできものができているのではと心配されるのですが、どうみても皮下脂肪がついているのが原因であるケース。思わず私自身のお腹を見てしまいました。
部屋に戻るとお花が差し替えて飾られていました。先日あおまつりの花とご紹介しましたが、番茉莉の間違いでした。紫青の花は咲き進むとだんだん白くなり、可憐なお花ですが、良い香りが部屋を満たしてくれます。初夏から夏に開花し、「もうすぐ梅雨が始まるよ〜」というのを知らせてくれるような花だそうです。ブログを読んで頂いている方からご指摘をいただきました。再度、インターネットで確認しました。確かに番茉莉(ばんまつり)でした。ご指摘ありがとうございました。

午後から、面談がいろいろありました。最近、私たちの活動を評価してくださり、共同研究や受託研究のご依頼が多くなってきました。大変ありがたいことですが、益々仕事量が増えてきています。現在既に秘書さんが11名いますが、さらに、人手が必要になりそうです。そんなことを考えながら、大阪へ研究会の打ち合わせに向い、会が終了して大学に戻ってくると、嬉しいニュースが入っていました。先日申請した革新的医薬品・医療機器・再生医療製品実用化促進事業「革新的医療機器の有効性又は安全性評価ツール開発のための調査研究」が一次審査を通過し、ヒアリングを受けることになりました。頑張らなくては!