今日は神戸大学の初期研修医のための説明会がありました。午前中に大学全体の研修内容の紹介があり、午後から個別に希望分野ごとの説明を行いました。今年は、6名の消化器内科希望者が説明会に来てくれました。今回の説明会は学外者が対象ですので、昨年より少し増えたような感じです。全体でも約50名と昨年より多かったようです。
臨床研修マッチングシステムが始まって7年が経ち、1〜3期生たちは、そろそろ自らのキャリアアップを模索しているころだろうと思います。当初、医療界をオープンにして、人材育成を展開しようとした制度ですが、かえって保守的な面が強く出ている部分も生じたり、若い人材がグローバルに成長するようなシステムが構築されているのか心配しています。
私たちの教室のモットーはDo your best for patients!で、世界一の消化器内科学教室を目標として、臨床、教育、研究を進めています。昨年のキーワードの「グローバル化」と今年のキーワードである「オープンイノベーション」が、今年は一気に大きく展開しそうです。来年にはシンガポールに拠点が出来、海外進出の第一歩となることでしょう。教室の杉本特命講師が言っている「医領解放」によって若い人材に夢を与えたいと日々前に向って邁進しています。夢多い若い先生方の参画をお待ちしています。