先日、日経新聞に、「昔は不言実行が尊ばれた。大切なことは人に言わなくとも、自分ひとりでひっそりと、しかしきちんと実行するものだ、とされた。昔の男性は、もともと口が重いことを美徳としていた。しかし、トップリーダーは部下にやらせようとすることの社会的意義や影響などを言葉に出して説明し、納得の上で実行させるのが肝要である。そうしないと部下から最大限の力を引き出せない。」、という記事が掲載されていました。私自身、言葉足らずのところがあり、反省しています。これからは、常に、皆に思いを明確に発信しないといけないと思いました。来月には神戸消化器クラスター研究会があります。今回が10回で、年2回開催しており、まる5年が経ったことになります。本会は正式に消化器内科学分野教室が設立されたのを機に始めたもので、言いかえれば、消化器内科学分野教室5周年ということになります。当初、国際医療交流センターの教授として赴任し、2年目に神戸大に消化器内科が誕生したのです。クラスター研究会では、皆様に今後の教室運営に対する私の想いを明確に伝えたいと思います。