今日は2月29日、閏年だったことを忘れていました。例年より1日得をしたような感じですが、明日からもう3月です。年度末の1ヶ月間、いろいろな研究助成の報告書作成等で大忙しです。秘書さん達も遅くまで事務処理に対応してくれています。
日経新聞にニッポンの企業力という特集が掲載されています。その中で、日航の破綻のことが記されていました。会社の再生の解は最初から現場にあったが、誰もそれを実行しないまま破綻へと突き進んだ。実際に日航で行われた再建策は、当たり前のことばかりだった。再生に奇策なしである。しがらみを絶ち決断と実行することが重要であると書かれていました。
私たち消化器内科もこれまで、従来の医局という概念を捨て、なすべきことを実行してきました。おかげで、新年度からは、更に9名の仲間が加わることになりました。学内に60名の教室員が集まる大所帯になりました。これから更に目標である「世界に羽ばたく日本一の消化器内科」に向けて皆で力を合わせてがんばっていきたいと思います。最近、ちょっと落ち込んでいます。まだまだ、現場では小さな綻びが見かけられます。各自、プロ意識をもう一段上げて、患者さん本位の診療を進めてほしいと思います。特に大学には、臨床・教育・研究という3つの大きな使命があります。既に伸びきった私のアキレス腱ですが、さらに鞭打って背伸びをしないと---。
昨日、秘書さんが部屋にさざんか飾ってくれました。昨日はつぼみでしたが、今日には花が開いていました。落ち込んだ気も癒されます。