先週木曜日から、秘書の高井、関谷さん、杉本先生、田中先生、山本先生、神戸国際医療交流財団の田中紘一先生とともにマニラに行き、神戸メディカルフェスティバルin Manilaを開催してきました。セントルークスメディカルセンターのNatividad先生やセレステさんなどのスタッフの大きな助けのおかげで約150名の参加が得られ大盛会でした。本会は日本学術振興会のアジア研究教育拠点事業として採用された「アジアのヘリコバクターピロリ感染及び胃癌予防研究教育拠点形成」におけるセミナーの一環に加え、世界をリードしている消化器内科診療、特に内視鏡診断・治療を世界にアピールすることを目的として開催することを決めて、この2年間企画してきました。田中紘一先生から、生体肝移植の話を、私から消化器内視鏡機器開発、特にレーザー内視鏡治療システムについて、田中(心和)先生から内視鏡的粘膜下層剥離術について、そして、杉本先生からナビゲーション、シミュレーション、三次元臓器モデルについて紹介しました。フィリピンサイドから、Cervantes先生からフィリピンの消化器病診療・教育の現状、Bondoc先生から消化器がん診療のフィリピンの現状を講演していただきました。私たちから紹介した内容にフィリピンの先生は大変興味を示していただき、最後まで熱心な議論が交わされました。また、ポスターを臨床面から田中先生が2つ、杉本先生が1つ、基礎研究から山本先生が2つ提示してくれました。
Global cityに2年前に出来たセントルークスメディカルセンター

病院周囲は全く新しいビジネス街が開発されています。






会終了後の懇親会では、セントルークスメディカルセンターのLedesmaCEOが異例にも、最後まで出席していただきました。セントルークスメディカルセンターとの10年来の交流により多くの方々の協力を得ることができ、本当に大成功に会を終えることができ大感激でした。懇親会では、杉本先生が英語で歌を披露したり、田中先生や山本先生が現地の若手医師たちと和やかな交流ができ、盛り上がりました。





懇親会が9時ごろに終了し、私は早速帰途につきました。実は今日の午後1時半から日本消化器病学会近畿地方会の教育講演会の講演があることをうっかりしており、当初、皆と共に土曜日午後に帰る予定でしたが、急遽フライトを金曜日11時半に変更したのでした。直行便が無く、まず韓国のインチョン空港に飛び、インチョンから金浦空港へ移動し、関空に何とか朝10時に着くことができ、地方会会場へ向かい、講演に間に合うことができました。深夜の移動でほとんど寝ることができませんでしたが、一安心しました。