昨日は午後から大阪で検診について、「がんで死ぬことなかれ」と題して講演をしてきました。日本は先進国の中で唯一がん死亡が増加している国であり、政府が進めている、目標・がん検診率50%を速やかに達成する必要があります。講演の中で、1年半前に私自身が受けた大腸内視鏡経験談が一番うけていたように思います。皆様も是非がん検診を受けてください。夕方から大学で大学院講義に来ていただく、東京医科歯科大学の稲澤教授の司会を務めるため、講演が長引くといけないと思っていたため、ついつい、講演が早口になってしまったのか、予定時間より少し早く終わってしまいました。失礼いたしました。
稲澤先生にはゲノム解析による疾患遺伝子マーカーについてお話をいただきました。稲澤先生は私と同じ京都府立医科大学卒で1年後輩ですが、がんのゲノム研究の日本のリーダーとして大活躍しています。講演内容も自らの素晴らしいデーターを盛り沢山紹介してくださり、迫力ある講演でした。最近の私自身の講演に少し迫力不足を感じていただけに、反省させられました。
今日はNPOで行った医師主導の臨床研究「バイアスピリンによる消化管粘膜傷害に対するプロトンポンプ阻害薬の効果」の結果報告会を東京地区の先生方にお集まりいただき、開催しました。今帰りの新幹線の中で、神戸につくのは11時になります。外来終了後に、東京日帰り出張でしたので、ちょっとぐったりです。今日はこのまま帰宅させていただきます。