高齢化・人口減少が続く我が国において、一層の「開国」、すなわちグローバル化の促進と、人材の「質」の向上が活路となり、日本経済の本質的な力を高めるにはイノベーションが必要であると、内閣府の年次経済財政報告に謳われています。現在、消化器内科には海外留学生(大学院生)が3名(リビア、中国:青島、内モンゴル)、海外研修生2名(メキシコ、中国:北京)が在籍し、アメリカへの留学3名(ハーバード大、NIH)(1名は今年中に渡米)と、グローバル化は着実に進んでいます。また、今年度には、来年1月にマニラで神戸メディカルフェスティバル、2月には国際内視鏡検査・治療ハンズオンセミナーを開催する予定です。大学院生は27名在籍し、うち2名が日本学術振興会からの支援を得ており、他の9名がグローバルCOE、融合プロフェッショナル大学院教育事業、生命医学イノベーション事業等の支援を受ける等、人材の質向上も確保されてきました。
イノベーションにおいては、これまでに、教室からオリンパスシスメックス等の企業へ長期インターンシップをしたものが5名、産学人材交流が進められています。近く、産学官による、医療イノベーション神戸連携システム(Medical Innovation Kobe Community System:MIKCS)を立ち上げることを予定しています。
これから、来年度に向けての人材リクルートの時期になってきました。是非、多くの若い人財が、私たちの教室に加わって下さることを願っています。