金曜日は秘書の清本さんの送別会がありました。私や教室員の意向では、盛大に送別会をと計画もしていたのですが、本人の強い希望で、現在引き継ぎをして来年4月から正式に勤務していただく新しい秘書さんたちも含め、計9名の秘書さんたちと教室のスタッフ数名で家庭的な送別会をしました。秘書さんたちが心こもった思い出の写真集を作成してくれていました。吉田助教も各種ワインを自分で選んでお店に持ち込んでくれました。清本さんは、私が神戸に赴任して10ヶ月後に、国際会議を開く準備のために英語が出来る秘書さんを探していた際に来てもらい、3年間勤務して下さいました。当時は教室員としても私と久津見准教授、吉田助教の3人だけで、大学内の状況もわからない中、教室の立ち上げに右往左往していたころでした。その後、大学院生が加わり、教室がどんどん大きくなり、益々事務仕事が膨大になったのですが、すばらしい能力を発揮していただき、教室運営を支えて下さいました。寂しいですが、皆で彼女の新たな旅立ちを祝福しました。
昨日は第3回の神戸消化器クラスター研究会を開催しました。冒頭に私からこの1年間のクラスター内における実績を報告し、来年に向けての展望について話をさせていただき、基調講演で豊永准教授に食道のESDについて、特別講演で大阪大学工学部の粟津教授から「レーザーが拓く新しい医療に向けて」のお話しを賜りました。120名を超える参加者が得られ盛会でした。粟津先生のお話は、参加した多くの内視鏡医に、まさにレーザー復権、レーザールネッサンスを強く印象付けたのではないでしょうか。近い将来、内視鏡検査・治療にレーザーが広く用いられることになるものと確信しています。そして、先日採択されたことをご紹介した、内閣府のスーパー特区「消化器内視鏡先端医療機器開発プロジェクト」が、大きなサポートになります。会終了後、粟津先生、久津見准教授と若手を交えて、更にお酒を交わしながら夜遅くまで意見交換をしました。すると益々新たなアイデアが続々と出てきました。これからの共同研究が本当に楽しみです。