先週は木・金・土と研究会が神戸と大阪で立て続けにあり、ばたばたした一週間でした。また、スーパー特区のヒアリングの打ち合わせも何とか済ませることが出来ました。早いもので、今週末は11月に突入です。今年残すところ2ヶ月となります。年内に済ませることをリストアップしないといけません。
先日初期臨床研修のマッチングの結果が発表されました。神戸大学は87.5%のマッチング率で、全国の国立大学においては6番目でした。兵庫県内の研修指定病院を見てみますと、やはり教育指導体制がしっかりしている所は充足率が高くなっています。学生たちもしっかりと見て判断しているようです。
医療崩壊が叫ばれている中、いろいろな対策が講じられようとされていますが、さまざまな思惑が交錯し、抜本的な改善策が取られていないように思います。消化器内科は消化管、肝・胆・膵と領域が広い上に、健診、一般診療、救急と関わる業務が広範囲で、患者さんの数が特に多い分野です。多くの人材が必要です。そこで私たちは昨年から、神戸消化器クラスター研究会を立ち上げ、診療・教育・研究の輪を構築してきました。この1年間で一定の成果を挙げることが出来たと考えています。来月末に第3回の研究会を開催します。この研究会を中心にして、今後とも強いリーダーシップを取り、若手医師に夢と希望を提供できるよう、また、膠着した医療現場を活性化し、患者さんに最善の医療を提供し続けていきたいと願っています。