暑い毎日が続いています。日々の業務が山のように続き、立ち止まると混乱が生じるしまつで、常に前に進まないと廻らない状況になってしまっています。連休中何とか1つ依頼原稿を書き上げ、残り3つになりました。グローバルCOEの計画書も提出し、人材募集、システム作りなどに着手しないといけません。NPO法人のサポートによる医師主導型の臨床試験も今週で、全ての施設約30施設の参画も取り付け、各施設での承認も進み、8月からスタートになります。
もう一つ大事なことに、来年度に向けての若手人材獲得があります。夏休み中に西日本各地から学生の見学希望が相次ぎ嬉しい限りです。教室運営実績の評価に加え、ホームページや教室案内の冊子作成の効果が現れ出したように思えます。しかし、後期研修医や大学院生の希望者については、厳しい状況です。今年度が新臨床研修システムになり丸5年で、来年度には、新システムの1期生が各研修指定病院の後期研修を修了し、多くの若手医師の異動が生じると考えていました。そこで、人材のリクルートのために、いくつかの研修指定病院を訪問し、お話をお聞きしたのですが、各病院は若手医師たちをそのまま雇用する方向のようで、実際は思ったほどの異動が起こらないようです。今回の新しい研修システムは人材の流動化を図るためのものであったと理解しているのですが、現在の厳しい医療情勢の中、かえって各部署での若手の囲い込みが生じているように感じます。私たちが、大学外の若手医師と直接お話する機会が少なく、教室のアピールをすることが出来ないのが残念です。医療崩壊が叫ばれている今こそ、若手医師たちに大きな夢を持てるような舞台を広げて行きたいと思います。私が神戸に赴任してから3年間に、神戸消化器内視鏡機器開発・教育センター(KEDDEC)、神戸消化器クラスター研究会、NPO法人消化器健康医療研究機構を開設し、順調に事業展開が進み、人材も少しずつ確保されてきています。現在、次の目標に向けて新たな構想を練っています。進展がありましたら公表したいと思います。
夢ばかり語っていますが、来年度の人材確保の現状として、来月大学院の第一次試験には消化器内科は2名が受験します。来年1月に第二次試験がありますので、これからリクルート活動を展開していきたいと思います。後期研修医は現在3名の希望者がいるようです。出来るだけ多くの人材を得たいと思います。先日、内視鏡室から昨年度の内視鏡実績が計8500件を超えたと報告がありました。目標の1万件に向けて着実に増えてきています。教室員や関係パラメディカルスタッフのがんばりに心から感謝しています。
暑い夏を吹き飛ばすように元気を出して頑張るしかないですね。今日は土用の丑の日です。うなぎを食べて夏ばてを払拭しますか。