木曜日から土曜日まで2泊3日(1日は機内泊)で大学院生の田中君とベトナムホーチミンに行ってきました。「ヘリコバクターピロリ感染と胃癌」のベトナムと日本との違いについての共同研究です。チョーライ病院のHai先生と会って、現時点での結果報告と今後の研究の方向性について議論してきました。日本も暖かくなってきたといえ、温度差20度はきつかったですが、実りある議論が出来、来年度のプロジェクトが決定しました。
1. ピロリ菌の病原因子CagAとVacAの遺伝子解析をベトナムの臨床分離株で検討する。特にベトナムの北部では南部に比べ胃癌死亡率が2倍高いため、南部と北部での違いを検討する。
2. 人類遺伝学的見地から、ピロリ菌とB型肝炎ウイルスの遺伝子型を同時に検討する。
3. 消化管の細菌層をベトナムと日本で比較する。
大きく分けて以上の3つです。
土曜日は朝7時に関空に到着し、午後には京都で研究会に出席してきました。
年度末も残り2週間です。各種報告書に加え、来年度の計画書と事務的仕事が山済みです。