月曜日はJICAの東京本部で中南米の研修生のための英語の講義「ヘリコバクターピロリ感染と胃癌」に朝一番にでかけてきました。土曜日の日本消化器病学会近畿地方会、日曜日のESDライブセミナーに続いての日帰り出張はさすがに疲れました。往復の新幹線は完全に熟睡していました。
今日は大学院生の増田君の学位審査の発表会でした。私が指導教授としての初めての学位取得という記念すべき日でした。無事発表が終了し、審査の教授からの質問にも的確に答えており、立派な発表でした。増田君、本当におめでとうございます。大学院3年生での早期修了となります。大学院2年次に老年内科から移籍して実質わずか2年間の研究の成果であり、日頃の本人のがんばりと、一から指導をしてくれた吉田助教のおかげです。私が赴任したばかりで、研究室も十分立ち上がっていない時に大変苦労したと思います。それゆえに私以上に、吉田助教と増田君は感慨もひとしおだろうと思います。早速、教室でお祝いの小宴を持ち、楽しい時間を過ごすことが出来ました。私が恩師からいただいた言葉でもあるのですが、学位を取ることは最終目的ではないのです。これからが研究者、Clinical Scientistとしてのスタートなのです。さらなる飛躍を期待しています。最近、過密スケジュール、過大負荷の状況が続く中での、嬉しい一日でした。