昨日は朝8時半から夜9時まで神戸消化器内視鏡機器開発・教育センター(KEDDEC)で新規ESDナイフの試用、NOTES、MR内視鏡、さらに外科が腹腔鏡手術を同じ部屋で行いました。
外科の腹腔鏡手術(胆嚢摘出、胃切除、胃全摘)を観察することができ、最近の腹腔鏡手術のデバイスの発展の著しさに驚くとともに、内視鏡的手術という観点からも、共通するところが多く、参考になりました。今後、内視鏡にも応用されるところが出てくることでしょう。NOTESはまさにその一つであると思います。昨日は最初の試みとして、単に胃壁から腹腔内に内視鏡を挿入し、観察するだけに終わりましたが、今後は、胆嚢摘出や虫垂切除などへと展開して行きたいと思います。
ESDのナイフは最終的なものが出来、今後は臨床前の評価を行うことになります。午後からはMR内視鏡に取り組み、本邦初めてMR用コイルを生体(ブタ)の胃内に挿入し、MRを撮像することに成功しました。超音波内視鏡とほぼ同等な胃壁の層構造が捉えることが出来た上に、血管の走行も同定することが出来ました。益々臨床応用に近づいたことに、関係者一同大きな励みになりました。
長い週末でした。土・日とフル稼働で働き詰めで、今日は朝から疲れ気味ですが、今週はお盆明けで、いろいろ重要な会議が入っています。何とか乗り越えたいと思います。
写真は土曜日のESDハンズオンセミナー後の集合写真です。