先週末は、進行が遅れていた消化性潰瘍診療ガイドライン作成の分担分を、なんとかクリアし、週末で1ヶ月遅れの依頼原稿のめども立ち、落ち着いた週明けでした。しかし、今週は会議が続き、気が重い上に、金・土曜日は2日続けての日帰り東京出張です。また、来週のマーシャル教授来日、神戸大学医学部60周年記念講演会の準備の最終チェックと、相変わらず忙しい毎日です。
神戸に来て、自分が信じる理想的な消化器内科学教室の確立のために、これまでがむしゃらに前に向かって走ってきたように思います。幸いにも私をサポートしてくれるスタッフに恵まれ、新生消化器内科学教室も無事スタートし、順調に運営されています。この調子だと、私が最初に目標として掲げた、「世界に発信出来る日本の消化器内科の拠点」の実現が近いと実感してきています。この2年間が勝負であると考えています。そこで、近々新たな研究会の立ち上げを計画しています。「神戸消化器クラスター研究会」と命名しました。まずは、神戸の消化器内科の頑強な基盤整備に取り掛かりたいと思います。
また、夢の後は現実ですが、病棟管理を担当している吉田助教から、ベットコントロールが限界であると報告されました。消化器内科は53床ですが、最近60人を越える入院が続いています。とうとう全診療科の中で、入院患者数が最も多い科になってしまいました。入院期間の短縮を図っていますが、入院待ちも多く、おっつかない状況です。病床運営について病院長や看護部にお願いに行かなければなりません。