昨日は当教室希望の若手医師と大阪で話しをし、私たちの消化器内科に加わって下さる内諾を得ました。臨床研修の話をした後、2人で食事をし、楽しい時間を過ごすことが出来ました。若い先生と将来の夢について語り合うのは本当に楽しいものです。私の夢も神戸に赴任して益々大きく膨らんできています。これも若い先生方が加わることにより更に大きくなっていくことでしょうし、またその夢も叶うことになるでしょう。これで、現時点で、来年度は大学院生、後期研修医など総勢23名が新たに加わっていただくことになりました。
さて、今日は今年の消化器内科の10大ニュースの6位「科学研究費補助金が4本獲得」と7位「新興・再興感染症研究拠点形成プログラム「Helicobacter pylori感染による胃癌誘導因子の疫学的解析研究」採択される」の説明をします。文部科学省の科学研究費補助金は、私自身の基盤研究(B)「オーダーメイド医療による胃癌予防戦略の開発」と特定領域研究「ゲノム」の「ヘリコバクターピロリcag pathogenicity islandの機能解析」2本と、吉田助手の基盤研究(C)の「オメガ3不飽和脂肪酸由来生理活性物質を用いた炎症性腸疾患に対する新規治療法の開発」、と特定領域研究「免疫」の「胎児性ガンマ免疫グロブリン受容体を介したガンマグロブリンの分泌機構とその役割」の2本の計4本が採択されました。また、大阪大学のタイにある感染症の拠点を活用する新興・再興感染症研究拠点形成プログラム「Helicobacter pylori感染による胃癌誘導因子の疫学的解析研究」が採択され、アジアでの研究展開の資金補助が確保され、何とか今年の研究費は公的助成金で運営することが出来ました。
以上、今年の消化器内科の総括です。今年は教室の基盤が何とか整備することが出来、合格点であったと思っています。来年は更なる飛躍のための基盤固めと考えています。明日から浜松で研究会です。クリスマス一色の世間を離れ週末は研究会場で隔離され、勉強してきます。