今日は神戸消化器内視鏡機器開発・教育センター(KEDDEC)を立ち上げてから2つ目の企業との共同研究契約がほぼ内定しました。これで何とかKEDDECを運営する基礎が出来上がり一安心しました。今、森田助手が中心となって内視鏡的粘膜下層剥離術用のデバイスの開発が進み、2件の特許を申請中です。新たなデバイスにより、より安全に内視鏡的粘膜下層剥離術が出来ることを願っています。内視鏡教育については今年度内に1回、内視鏡的粘膜下層剥離術の講習会を行うことを予定しています。来年度は計画的に年度計画を作成していきたいと考えています。1月12日に東京で開催される神戸大学フェアは神戸大学の工学部、農学部、医学部、海事学部が中心となって、産学連携のために、東京へ進出し、企業にアピールする機会であり、私たちも内視鏡の機器開発についてKEDDECの存在を東京でアピールしたいと思います。
来年度から内科が再編されるため、学部教育、研修医教育の体制も変化することになります。魅力ある教室を作る上で、学生教育と研修医教育は最重要課題であり、今年中に消化器内科の教育カリキュラムの骨子を作成したいと思います。また、来年度の診療体制についても今年中に決めたいと考えています。幸い、来年度は現在の人員より人数は増え、新体制のもと消化器内科をスタートさせることが出来ると思っています。年内が正念場です。気を引き締めてがんばりたいと思います。