昨日は機能性消化器疾患についての雑誌のインタビューを受けました。胃食道逆流症、Non-ulcer dyspepsia、過敏性腸症候群などの機能的疾患が、最近のストレス社会を反映し増えてきています。胸やけ、腹痛、腹部膨満感、便秘、下痢などの腹部症状を認め、上部及び下部消化管内視鏡検査、腹部超音波検査などの腹部諸検査により、潰瘍、癌等の器質的疾患が無いことが確認された場合、機能的疾患を考えることになります。しかし、機能性消化器疾患はいずれも病態が解明されていなく、心理的要因、消化管運動異常、消化管知覚過敏、腸内細菌叢の変化、などさまざまな要因が関与することが考えられています。私はこの機能性消化器疾患に対して、病態解明と西洋医学漢方医学代替療法代替療法とは、具体的には、中国医学「中薬療法、鍼灸、指圧、気功」、インド医学、免疫療法、薬効食品・健康食品「抗酸化食品群、免疫賦活食品、各種予防・補助食品など」、ハーブ療法、アロマセラピー、ビタミン療法、食事療法、精神・心理療法、温泉療法、酸素療法、等々すべてが代替医療に包含されています)などによる治療を目的に、統合医療研究会を立ち上げたいと考えています。現在、具体的な計画に入っていますので、詳細は後日ご案内したいと思います。
今日は、内科科長会、病院運営審議会、教授会、医科学専攻教務学生委員会と一日会議続きの日です。