九州は梅雨が明けたようです。そろそろ夏本番を迎えることになります。
昨日はラボミーティングでした。これまで毎週水曜日の夜に、大学院生が自分の研究の進捗状況と関連英文論文の解説を当番性で発表しています。彼らはまだ研究を始めて4ヶ月ですが、各自の知識の蓄積には目覚しい進展があり、実験結果も少しずつ出てきているようで、嬉しい限りです。吉田助手の指導のおかげです。一般に若い医師は専門医思考であり、研究には興味が無いと言われています。しかし、私は、当教室の若い大学院生を見ていると、決してそうではないと確信しています。周囲の環境が非常に大事であると思います。学問的に自信がないままだと、医師として臨床を続けていくうえでも、新たな展開が見えてこないのではないでしょうか?自分の専門を定め、その領域で臨床に自信を持ち、さらに、個別のテーマを持っていて、そのテーマを学問的にも追究していくということが、真の専門医と言えるのではないでしょうか?神戸大学大学院大学であり、大学に在籍している者として、常に臨床研究であれ、基礎研究であれ、疾患に対する追究心を持つべきであると考えています。特に私どもの臨床系の教室においては、患者さまにフィードバック出来る研究をしていきたいと考えています。ホームページに教室紹介の雑誌記事を掲載していますので参考に見ていただければと思います。