昨日は5-6年生を対象に消化器内科進路説明会を開きました。5人の学生が来て、私たちの消化器内科としての教室の方針について説明をしました。3人の学生は、私たちの方針に共感し、将来消化器内科を専攻することを決意していただきました。当教室はプロフェッショナルな消化器内科医を育てるために、自己完結型のトレーニングシステムを整えています。すなわち、初期臨床研修システムで全般的な臨床研修を受けた後、後期研修において、消化器内科医として、内視鏡を中心とした診療技術を磨き、消化器内視鏡及び消化器病の専門医を取得し、さらに、日々の消化器診療において浮かび上がってきた疑問点を解決するために、消化器病学の研究に取り組み、消化器疾患の病態を明らかにすることにより消化器病学を究め、プロフェッショナルな消化器内科医になっていただきたい。そして、その成果を臨床にフィードバックすることにより、最終的に患者さまのための診療に貢献することが出来ると確信しております。当教室では、このような研修システムを大学と関連病院において指導できる体制を整えています。新しい臨床研修システムが出来て3年が経ち、今後ますます、大学でのより専門的な臨床・研究の重要性が増すと考えています。そのために、当教室は魅力ある高度臨床・研究体制を整えることを進めています。今後少しずつ、この欄で、私たちの取り組みを紹介していきたいと考えています。今日は今から和歌山へ日本消化器病学会近畿支部の教育講演に行き、明日は大阪で国際潰瘍学会の司会を務めます。