今日のニュースで、厚生労働省の「がん検診のあり方に関する検討会」が、市区町村が行う胃がん検診で、新たに内視鏡検査の追加を提言することを決めたと報じられました。早ければ来年度からの検診に反映させるといっています。従来の胃レントゲン検査もこれまで通り実施し、レントゲン、内視鏡ともに50歳以上を対象とし、検診間隔は2年に1回とする方針のようです。一方、胃がんのリスクになるピロリ菌感染の検査は、「死亡率を減らせるかを示す証拠がないため、さらに検証が必要」としています。死亡率云々より、ピロリ菌感染が胃がんリスクになっていることは証明されているのに、おかしいですね。ピロリ菌感染の有無を確認することにより、内視鏡検診の必要な集団を絞ることが出来るのに。
現在、高校生でもピロリ菌感染率は5%程度とも報告されています。胃がんはどんどん減っていくことでしょう。もう少し効率的ながん検診が必要とされます。