今日は、文部科学省の科学研究費補助金の結果が報告されてきました。私個人が代表で今回2件申請して、1件採択されました。1勝1敗で良しとしないといけないでしょうね。中規模の補助金でなかなか大型予算は獲得出来ません。これで、今年度のおおよその研究費が決まりました。文部科学省科学研究費は新規1件、継続2件、厚生労働省科学研究費1件、文部科学省地域イノベーション文部科学省ポスドク人材育成事業、日本学術振興会海外研究教育拠点事業の7件です。教室として、文部科学省科学研究費補助金で新規3件が採択されました。吉田准教授が2件、星特命助教が1件です。今年度も何とかやりくりができそうです。毎年度研究費確保に綱渡りです。
夕方から「ピロリ除菌療法の新時代〜新しい胃がん検診システムの構築のために〜」の研究会があり、座長を務めました。講演者の一人が、もう25年も前に京都府立医科大学の大学院時代に研究を共にした東京医科大の河合隆教授(というか河合君)でした。彼の講演を聞くのは2度目ですが、実にすばらしい講演で、感激しました。若い頃に苦労を共にした仲間はいつまでも特別なものですね。研究会で、会場の出席者の先生方に、「ピロリ感染胃炎の患者さまに全員除菌をしていますか?」と質問したところ、ほとんど手が挙がりませんでした。ちょっとがっかりです。これから、ピロリ除菌について広報活動をしないといけないなぁと実感しました。