更新が遅れました。10月20日から31日までオランダを中心に欧州に出張してきました。今回は学会出席に加え、個人的な知人と会ったりして、長期になりました。おかげで、これまでばたばたして整理されていなかったことをじっくり考えることが出来ました。これまでもやもやしていたことが晴れたと思って帰国しましたが、2日も経たないうちに、何か元の木阿弥になってしまいました。
11月1日は、神戸での医療機器開発について韓国のサムソン病院の視察団に講演しました。消化器内視鏡機器開発については、日本がリードしている分野なので、講演については評価していただきましたが、サムソン病院は2000床で治験コーディネーター(CRC)が140名もいるそうです。神戸大学では、附属病院の病床が940で、CRCは12名ですので、病床を考慮しても約6倍もいます。臨床試験での競争力では太刀打ちできません。日本も頑張らないと。
同日、神戸医療機器開発センターに新たに立ち上げる神戸医療機器イノベーションセンターでの実験に立ち会いました。今回、関西イノベーション国際戦略総合特区での地域イノベーション戦略支援の補助の下、神戸医療機器イノベーションセンターを立ち上げました。本センターには、手術支援ロボット(ダビンチ)と消化器内視鏡、超音波内視鏡を設置し、医師や企業技術者に利用していただき、イノベーション創出を推進するものです。今月16日に、PMDAに出向していた久津見が大学に戻り、本センターを利用し、医療機器非臨床試験評価センターを立ち上げることを計画しています。今月末には本センターの開設式を開催します。



海外出張中に過ぎた誕生日でしたが、帰国後、秘書さんたちにお祝していただき、素敵な誕生日プレゼントをいただきました。最近、寝不足で、時々部屋で横になることが多かったもので、ありがたいプレゼントです。これから寒くなりますが、思い存分仕事が出来そうです。