先週金曜日は早稲田大学理工学術院とのジョイントシンポジウム「バイオ・ライフサイエンス系博士人材への期待」があり、神戸大学の生命医学イノベーション創出リーダー養成ブログラムの紹介と、大学院生やポスドクが参加して、企業とのマッチング会を開催しました。


また、慶応義塾大学医学部長の末松先生から「一身独立の若手PhD人材の育成を目指して:MEBIOSの挑戦」という基調講演をいただき、慶応大学医学部での若手人材育成システムの大改革について熱い講演をいただきました。医学領域におけるπ型人材育成の重要性を示されました。1つの深い専門知識を縦軸にもち、幅広い知識を使いこなす能力を横軸に持つ人材をT型人材といい、さらに、もう1つの専門性を持ち、かつ全体の調整が出来る人材をπ型人材といい、イノベーションを起こすのに重要な人材であるとされています。


前日から東京に入り、発表準備に時間が取られたことと、このところの激務がたたり、ジョイントシンポジウムでの発表時に声がかれて聞き辛い発表になってしまいました。風邪を引いたわけでもなく、過労と出張がつづき乾燥した室内環境が悪かったのでしょうか。発表しようと思ってはじめて気が付きました。
つづく土曜日は神戸で、神戸クラスター研究会がありました。第10回、丸5年目の区切りの会でした。本会のこれまでの実績と今後の展望について発表しました。特別講演には手稲渓仁会病院の真口先生に「膵・胆道腫瘍の診断の進歩と課題」の発表をいただきました。120名ほど集まり盛会でした。